初めて、京都府北部の久美浜湾に訪れることができました。久美浜湾は周囲約16km、カキ養殖などで知られる風光明媚な観光スポットです。
久美浜湾は、今まで何度か訪れたことがある城崎温泉(豊岡市)のすぐ東隣にあるのですが、今まで行ったことがなかったので、今回の訪問はたいへん感激しました。
そんな久美浜の畔にある行基開基の古刹が如意寺(にょいじ)です。「萬人帰依の祈願寺」として今日に至っています。
久美浜湾の前には立派な山門があります。
山門の左の仁王様の前にある小さな鐘は、お賽銭を入れると音が鳴るユニークな造りです(四か所の入れ口があり、それぞれに音が異なる)。この地方の作家さんのもので、丹後・但馬地方のお寺に比較的よみ見られるとのこと(兵庫県香住町の大乗寺(応挙寺)でも見ました)。
広くはないのですが、開放感のある境内です。
このお堂の中にご本尊の十一面観音菩薩がおられます。この仏様は行基によるものですが、行基が一つ彫る度に三度の礼を行うという方法で三年かけて彫り上げたとされています。
そして今回、このお寺を訪れたことで、関西花の寺二十五霊場、一応満願を達成しました。コロナ禍で、なかなかお参りすることができませんでしたので、安堵感のある達成感で満たされています。
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