立春から約10日が経ちました。が、まだまだ春の陽気が感じられるにはまだまだ遠い季節です。
2月を表すのに欧米圏の言葉では、2nd monthというような言い方をしないのと同じように、日本でも明治初期までは如月(きさらぎ)という言葉を使っていました。
中国では別の呼び名で「如月」が使われています(日本語読みすると「きさらぎ」ではなく「にょげつ」になるらしいのですが)。
では、日本語の「きさらぎ」という読みはどこから来たのでしょうか。
諸説ありますが、一つは「衣更着」が転じたという説です。厳しい寒さに備えて重ね着をする(衣を更に着る)季節という意味です。
また「気更来」がもとになっているという説、つまり、春の陽気が更に近づいて来たという意味。
他にも、春に向けて草木が生えはじめるので「生更木」になったという説もあります。
個人的には「衣更着」がピッタリきますが、春の息吹を感じるのなら「生更木」が良いですね。
もう少し、寒い季節を楽しみましょう。
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