大仏様といえば、やはり奈良東大寺の大仏様、鎌倉の大仏様でしょう。
これらの大仏様を(特に大きさの点から)一番、二番としますと、三番目の大仏様はどこにいらっしゃるのでしょうか。
三番目とされる大仏様は、全国を見渡せば意外にたくさんあります。乗蓮寺の「東京大仏」や正法寺の「岐阜大仏」もそうです。
ここでは、以下の三つをご紹介したいと思います。
一つ目は、兵庫県兵庫区にある能福寺の大仏様。仏像自身の大きさは11mですが、蓮台と台座を含めますと高さは18mになります。これは東大寺の大仏様と同じ高さです。丁度、下から拝むと目が合う感じがします。戦中の金属回収令によって解体されましたが、平成三年に再建されました。
境内はあまり広くはありませんが、見るべきものがたくさんあるお寺です。その一つは本堂の「月輪影殿(つきのわえいでん)」。1953年、京都東山の泉涌寺の月輪御陵から移築されました。この建物が京都にあった頃は、明治天皇、大正天皇、昭和天皇も含め、歴代天皇が訪れた由緒ある建物です。本堂の他に、平清盛廟や「新聞の父」と言われるジョセフ=ヒコ(浜田彦蔵)の英文碑などもあります。
二つ目は、大阪府東大阪市にある石切大仏。これは盧舎那仏ではなく阿弥陀仏(阿弥陀如来)です(実は、鎌倉大仏も阿弥陀如来です)。近鉄奈良線「石切駅」から石切劔箭神社(いしきりつるぎやじんじゃ)までの参道は下り坂となりますが、「石切大仏」はその途中にあります。
その横には、大阪平野を一望できるイタリアンレストラン「レガーロ」があります。
三つ目は、名古屋市千種区にある名古屋大仏。この大仏様は全身、緑で覆われています。私が訪れた時は、陽が落ちた後の薄暗い時間帯でしたので、写真を撮ることができませんでした。
ちなみに、東大寺の大仏様より大きな大仏様もあるようです。
探すと、全国には大きな仏様がいらっしゃるようです。
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