道明寺天満宮（藤井寺市）～梅林で有名な河内の古社～

みなさんもご存じの通り、天満宮は菅原道真をお祀りする神社です。

大阪で有名な天満宮と言えば、大阪天満宮（大阪市北区）があり「天満の天神さん」と慕われています。境内横には60年ぶりに復活を遂げた寄席「繁昌亭」があり、たいへん活気のある場所となっています。

しかし、河内の人々にとってなじみ深い天満宮と言えば、それは道明寺天満宮（大阪府藤井寺市）です。車を止めるスペースも広く交通アクセスもよいことから、多くの人がよく参拝に訪れます。

宝物館は入館できる日が限られるのですが（毎月25日と特別な日）「青白磁円硯」（せいはくじえんけん）も含め、道真公の遺品を（国宝６点）見ることができます。

関西風の桜餅は「道明寺餅」とも呼ばれますが、道明寺の尼僧であった覚寿尼（道真公の伯母）がこのお餅の原型を作ったという話に由来しています。また、このあたり歴史的には「道明寺合戦」（大坂夏の陣の野戦の一つ）が繰り広げられた所でもありました（伊達政宗もこのあたりまで、来ていました）。

天満宮には梅がつきものですが、道明寺天満宮にも（ここもコンパクトながら）十分見応えのある梅林があります（10年ほど前から、2月中旬～3月下旬は入園300円となりました）。この神社の魅力のひとつとなっています。

気軽に行ける所なので、近隣の方はちょっとした空き時間に訪れられてはいかがでしょうか。