吹石一恵さんが柄杓(ひしゃく)を奉納した神社

数多くの女性から絶大な人気を博していた俳優の福山雅治さん。その福山さんが結婚相手に選んだのは女優の吹石一恵さんでした。

吹石一恵さんといえば、ある年代以上の方からすると、プロ野球チーム・大阪近鉄バッファローズ(2004年消滅)に在籍した吹石徳一選手のお嬢さんというイメージがあると思います。

私は吹石一恵さんのファンではありませんが、映画「あしたはきっと」(2000年制作)での演技がとても印象的でした。所作や姿勢がとても美しく、凛とした雰囲気を醸し出していたのをよく覚えています(今から思えば、それは神様に仕える巫女のようなオーラだった、とも言えるかもしれません)。

そんな彼女ですが、プライベートでは神社やお寺によく行かれているとか。単に神社やお寺が好きというよりかは、かなり信仰心も篤い方のように思われます。

前回、玉置神社をご紹介した記事の中で、吹石さんが奉納した柄杓の写真をアップしました。玉置神社が有名になったのは、吹石さんが参拝に訪れたこともその理由の一つとされています。

玉置神社で吹石一恵さんが奉納した柄杓

あるサイトによると、彼女は神社やお寺によく柄杓を奉納されているとのこと。彼女が奉納した柄杓を、偶然見かけた神社の一つが誉田八幡宮(こんだはちまんぐう;大阪府羽曳野市)です。この神社の北側に、世界遺産となった応神天皇陵があります。大阪府や奈良県以外の方にはあまり知られていませんが、たいへん由緒ある神社です。

誉田八幡宮拝殿

<神社データ>
誉田八幡宮(こんだはちまんぐう) 近鉄南大阪線「古市駅」下車 北へ徒歩10分
場所:大阪府羽曳野市誉田3-2-8
ご祭神:応神天皇
特記事項:境内はかなり広い。鳥居をくぐるとすぐ左側に宝物館がある。国宝の神輿(しんよ)や金具を見ることができる。

この神社から北へ約1km弱にある道明寺というお寺の手水舎(このお寺は、以前紹介した道明寺天満宮の近くです)でも偶然見ました。小さいお寺ですが、国宝の十一面観音像など文化的価値の高い仏像などを所有しています(公開日は毎月18日・25日、元旦から1月3日、4月17日)。

<お寺データ>
道明寺 (近鉄南大阪線「道明寺」下車 西へ徒歩7分)
場所:大阪府藤井寺市道明寺1ー14-31
ご本尊:十一面観音菩薩
特記事項:境内はこじんまりとしている。やはり、国宝の十一面観音像がすばらしい(公開日は毎月18日・25日、元旦から1月3日、4月17日)。

最後は、大阪府八尾市にある弓削神社。弓削は、怪僧・道鏡(どうきょう)の故郷として知られている所ですが、奈良時代後半には壮麗な七重塔を誇った弓削寺が存在したなど、平城京の副都心であった場所でもあります。

この地域には、二つの弓削神社がありますが、柄杓が奉納されているのは南側の方の神社です。地元の方でもこの神社を訪れるのは、氏子の方を除いてはほとんどいないと思われるほど、マイナーな神社です。

弓削神社に奉納された柄杓

吹石さんはこのような小さな神社でも柄杓を奉納されていますので、その他の神社やお寺でも柄杓を奉納されているのではないか、と思います。

この柄杓は、神社の神様やお寺の仏様への敬意を形として表わすことも大切だということを我々に気づかせてくれているように感じられます。

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