知らない人に守られているという事実

車の運転ができる方なら、一度や二度は高速道路を利用されたことがあると思います。

その時、前の車間距離を異様なほどに長く空けている大型トラックを見たことがありませんか。

特に渋滞している時などは「なぜ、こんなに車間を空けているのか」と不思議に思いながらも、心の中で「ラッキー!」と叫びながら、気軽にトラックの前に出た(車線変更した)経験のある人も多くいるのではないでしょうか。かく言う私もその一人です。

では、なぜ前の車との車間距離を異様なほどに、空けているのでしょうか。

疑問に思っている方も少なくないかと思います(私もそうでした)。

あるトラックドライバーが運営している動画サイトによりますと、このように前との車間距離を空けるのは「トラックの前にいる自動車をお守りしているとのこと」だそうです。

どういうことか、と言いますと、その大型トラックが前の車(普通車)との車間距離をあまり空けていない時、もしそのトラックが別の大型車に追突された場合、前の車(普通車)への玉突き衝突は避けられません。大型トラックの追突による衝撃は想像をはるかに超えるものがあります。仮に、前にいた車(普通車)の前が大型車なら、普通車を運転している人は大型車同士に挟まれ、いわばサンドイッチ状態で即死に至るというケースもあり得てくるわけです。

つまり、前の車(普通車)が絶対にそうならないように、自分(大型トラック)が盾となって守ってくれているわけです。

私は、このことを全く知りませんでした。

普段、何気なく運転している者も、まったく知らない人から守られているという事実。

もし、この動画サイトを見なければ、車の運転中も「まったく知らない人に、守られているという事実」を知ることはなかったでしょう。

今、我々は何気なく、日常を生きているわけですが、守ってくださっている存在は、他にもいるかもしれません。自分が気づかないだけで。

その存在に気づけなくても、その存在に常に感謝の気持ちを持って、生きていきたいものです。

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