昨日は、阪神淡路大震災からちょうど27年たった日となりました。
神戸市立若宮小学校で教師をされている長谷川元気さん(現在35歳)は、27年前神戸市東灘区の自宅で被災し、お母さん(当時34歳)と下の弟(当時1歳)を亡くしました。
お父さんと上の弟の三人と必死で生きてきましたが、その道のりは険しいものでした。やはり、お母さんが亡くなった悲しさからなかなか立ち直れなかったと言います。
校庭の片隅で泣いていた長谷川さんに声をかけたのは先生でした。それにより元気づけられた長谷川さんは小学校の先生になることを決意、そして夢を叶えたのでした。
17日、全校児童に以下のような経験談を話すとのことです。
「人は突然、大切な人を亡くすことがあります。お母さんにもっと優しくすればよかった。下の弟とももっと遊んであげればよかった、という気持ちです。だから、後悔しないように普段から周囲の人々には、感謝の言葉を口にだしてほしい、と思います」
(以上、毎日新聞社の記事よりのりちゃんが要約)
河内西国33か所霊場 第4番札所の龍雲寺で以下のような掲示を見ました。
「人間はそれを失ってから、はじめてその大きさがわかる」というものでした。
「当たり前にあると思っていたものが、なくなった」という状況を想像してみましょう。あたかも現実のように。
ショック、悲しさ、つらさが押し寄せてくるのではないか、と思います。
でも、大丈夫。それは現実ではありません。現実的には何も失っていません。
今こうして何事もなく、今あることが「何とも、有り難い」ということに気づかされるでしょう。
コメント