心の断捨離

日本は大量生産・大量消費の時代を経て、多くの人が生きていくのに直接関係のないもの(例えば、趣味・娯楽に関するものなど)を多く所有するようになりました。

その反省からか、断捨離を行う人が増えていると言われています。

断捨離は一般的に「モノを捨てること」と思われていますが、もう少し深い意味があります。。

「断」は、家に入ってくるものを断つこと。

「捨」は、家の中にある不要なモノを捨てること。

「離」は、その所有していたモノについての執着から離れること。

どうして捨てられないのか、といった場合、いつかそれが必要となるかもしれない、という理由の他にも、なんとなしにもったいないや、もう少し持っておいておきたい、という理由もあるのではないでしょうか。

つまり、捨てられない心理の背後には、自分のそのモノへの思いに対する関係性があるわけです。

そのように考えていきますと、断捨離は、モノへの思いだけでなく、自分がとらわれているすべてのこと、例えば、仕事や人間関係すべてのことにいきつくように、思えて参ります。

無論、仕事を辞めては生きていくことは出来ませんし、すべての人間関係を断って生きていくこともできません。

しかし、新しい生き方を求める時、そういう決意をしなければならない時、仕事であれ人間関係であれ、それがなくなることへの不安や恐れを手放す、それが重要だと思います。まさしく「心の断捨離」です。

かくもいう私も、なかなか断捨離できていません。仕事柄というのもあるのですが、モノを捨てるということが私にとってはなかなか難しいようです・・・。

本日は、断捨離についてお話をさせていただきました。

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