堂々巡りの意味は「思考、議論などが同じことの繰り返しだけで少しも前に進まないこと」(大辞林)です。ほとんどの方がご存知だと思います。
しかし、この言葉の語源がお寺や神社にあったことを知る人は少ないのではないでしょうか。
神社のお百度参りがそうであるように、祈願のためにお寺や神社の境内にあるお堂を何度も回ること、それが元来の意味であると言われています。
堂々巡りをするお堂は、全国でもたくさんありますが、今日、ご紹介したいのは奈良県生駒市にある宝山寺文殊堂です。
宝山寺と言えば、やはり、不動明王や大聖歓喜天が思い起されます。
が、本堂より少し高い所にある文殊堂が小振りながら素晴らしいお堂なのです(噂によると、文殊堂の寺務所の方は、とても優れた霊能力をお持ちとか)。
文殊堂ですから、文殊菩薩をお祀りしており、初詣でや受験シーズンなどでは、多くの受験者が合格祈願に訪れます。
ここでは、まずご本尊の文殊菩薩に一拝。その後、右回りに十周回ると、願いが叶うそうです。
私は、毎年、一月のある重要な業務に関して、お願いを毎年行っています。
とても有り難いお堂なのです。
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