以前「トイレの神様」という歌がヒットしたことがありました。歌の中では、心を込めてトイレ掃除を行うと、将来べっぴんさん(美人)になれることが語られていました(一般的にトイレ掃除は、お金が増えるとも言われています)。
トイレの神様とは、烏枢沙魔明王のことです。「うすさま」という音は梵語のウッチュシュマから来ています。また、この明王は、インドの火の神様であるアグニが仏教に取り入れられたとされています。
不浄潔金剛、火頭金剛などの別名があり、一切の不浄を焼き尽くし、あらゆる穢れたものを浄化する力があるといわれています。
手の数が二臂、四臂、六臂など様々な像がありますが、棒を持っていることが多いようです。象と人との混合神であるヴィヤーナカ(聖天)を踏みつけている場合もあります。
一般的な御利益としては、厄災や病気から守る功徳があります。また安産、そして胎内の赤ちゃんを男の子に変える力を持つとも言われています。
トイレに、真言「オン クロダノウ ウンジャク」と書かれた烏枢沙摩明王の御札をはっておくのは、よいかことかと思います。
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