先日は五智如来(金剛界五仏)(のりちゃんのページ内)の話をしました。
本日は、胎蔵界五仏の配置についてです。
胎蔵界の方は、実物をほとんど見たことがありません(高野山で一度あったかと思うぐらい)。それだけに作例もかなり少ないものと思われます(千葉県の正延寺、兵庫県の護国寺にあるそうです)。
配置は、以下のようになっています。
天鼓雷音如来(北)
無量寿如来(西) 胎蔵界大日如来(中央) 宝幢如来(東)
開敷華王如来(南)
読み方が難しいですね。
胎蔵界五仏は、胎蔵界大日如来を筆頭として、宝幢(ほうどう)如来、開敷華王(かいふけおう)如来、無量寿如来(むりょうじゅ)如来、天鼓雷音(てんぐらいおん)如来の五尊のことを指します。
大日如来を除く、四尊は、四国遍路の四段階、つまり発心、修行、菩提、涅槃の四つを表すようになったと言われています。
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