歳籠り(としごもり)について

みなさん、新年あけましておまでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

さて、本日は、氏神様に関する元旦の習わし、歳籠りについて話をします。

歳籠りは、大晦日から元旦の朝にかけて行われる行事です。一家を代表する者が大晦日の晩に氏神様のいらっしゃる神社に参り、その年の豊作や家内安全を祈願するため、境内で一晩を過ごすというものです。つまり、これにより一年の安泰を祈願するのです。

その他にも、年の初めに氏神様のおられる境内で身を清めてから、年神様をお迎えに行くという目的もあったと言われています。

一晩籠ると書きましたが、昔は、日が暮れてからの時間は次の日ということでしたから、大晦日の晩はすでに、元旦であったわけです。

現代は交通機関の発達もあり、大晦日の晩から元日の朝まで、遠方の神社・仏閣などでも初詣に行くことが可能となりました。これも、現代に生きている恩恵と言えるでしょう。

本年も、よろしくお願いいたします。

神道
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