今日は101回全国高校ラグビー選手権の決勝(東海大仰星vs国学院栃木)が行われる日です。舞台は花園ラグビー場(大阪府東大阪市)。このスタジアムは、2019年のラグビーワールドカップ日本大会で4試合が行われた会場です。ラグビー熱を一気に加速させました。
さて、このラグビー場は、どうしてこの場所に建設されたのでしょうか。
実は、ラグビー好きで知られている秩父宮雍仁親王(昭和天皇の実弟)の一言があったと言われています。
時代を遡ること約100年前の1928年、秩父宮様が橿原神宮にご参拝された折、大阪電軌(現在の近鉄)の電車にご乗車され、同社の役員とご歓談される中「このあたりに、ラグビーの専用競技場を作ったらいかがか」と仰られたということなのです。経営上のアドバイスという視点もあり、翌日、大阪電軌の役員会でラグビー場建設を即座に決議したそうです。
私は、あるトップリーガー(プロのラグビー選手)と知り合ったことがきっかけで、2011年からこの花園ラグビー場にちょくちょく行くようになりました。
メインスタンドに座ることが多かったのですが、なぜか居心地が良いのです。
前には、生駒山脈が見え、なかなか良い景色です…。
その時にふと閃いたのです。ここは、生駒山にたくさんあるパワースポットが一度に遥拝できる場所からなのではないかと。
目の前の生駒山には、枚岡神社とその奥ノ院である神津獄(かみつだけ)、石切劔箭神社上之社、その周辺にある生駒山のパワースポットが集まっています。
もちろん、倍率の高い望遠鏡で使わなければ、その一つずつを見ることはできませんが、この場所に座ると何となしに、生駒のパワースポット群の息吹が感じられてくるのです。
秩父宮様が、同じように感じられていたかどうかは知る由もありませんが、花園スタジアムは皇族の方の一言なしには、あり得なかったスタジアムなのです。
来年の初詣は、花園ラグビー場メインスタンドからの高校ラグビー観戦、というのも良いかわかりませんね。
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