常楽寺 ~湖南三山③ 近江西国三十三霊場の第一番札所~

常楽寺は、前回ご紹介した長寿寺の西方約1.5kmのあたりにあるお寺です。そのため、長寿寺は東寺、常楽寺は西寺と呼ばれることもあります。

境内

このお寺は、奈良時代に良弁(ろうべん)によって開かれ、元明、聖武、桓武天皇などの御願寺でした。長寿寺もそうですが、紫香楽宮の鬼門にあたるため、それを封じるという役目がありました。

平安時代には、藤原氏、橘氏、源氏、平氏などからの崇敬も篤かったようです。

国宝である和様の本堂は南北朝時代に再建され、ご本尊の千手観世音菩薩像は秘仏となっています。

国宝の本堂

国宝となっている三重塔は見事です。

本堂左側から登る三十三箇所巡りは、裏山を利用した徒歩7~10分のコースです。三重塔の高さと同じぐらいにまで登りますが、お寺全体を見渡すことのできる良いルートとなっています。

近江西国33か所霊場巡礼が始まりそうです。

お寺
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