大内山と聞けば、関西の人であれば、大内山牛乳や大内山コーヒーなどを思い浮かべる方が多いと思います。私は今、乳製品断ちをしていますが、大内山コーヒー牛乳は美味しいので、以前は本当によく飲んでいました。
今回、ご紹介する頭之宮四方神社は、三重県度会郡大紀町大内山にある霊験あらたな神社です。
この神社は、全国から参拝者が訪れる神社です。と言いますのも、名前の通り、頭に関する願い事(例えば、学力向上、記憶力向上、会社経営のためのアイデアやひらめき、認知症の予防や精神疾患の改善など)が叶うとされる神社なのです。
駐車場では、関東からのナンバープレートも見かけました。
ここのご祭神は、唐橋中将光盛卿(からはしちゅうじょうみつもりきょう)で50代天皇の桓武天皇の末裔の方です。光盛卿は12世紀に実在したとされていますが、どのような人生を送られたのかはよく知られていません。
この神社の創建は1191年で、創建に関するエピソードは以下の通り。
唐橋中将光盛卿が亡くられた後、この地(神社)を流れる清流の唐津川の上流より、髑髏(どくろ)が流れてきました。この髑髏と子どもたちが遊んでいたのですが、通りかかった老人が「不浄なもの」だと言って、この髑髏と遊ばないように子どもたちに言いました。
その夜、老人は正気を失い(狂い)、取り憑いた霊が語り出したのです。「自分は光盛である。今日、子どもたちと川辺で楽しく遊んでいたにもかかわらず、この老人がそれを邪魔した。自分は極めて不快である。もし、私の髑髏を崇め祀るならば、この老人の乱心を解き、末の人々に幸福をもたらすようにするであろう」という言葉でした。
村人たちは、さっそくこの老人の非礼を詫び、ここに社を建て髑髏をお祀りすることになりました。これが、この神社の言われです。
創建に関する話はやや不気味な感じがしますが、この神社はご神気に溢れ、清々しさ(すがすがしさ)が漂った素晴らしい神社です(この日はかなり気温も低く、冷たい強風が吹いていました)。私には龍神様がいらっしゃられるように感じられました。
先ほども記しましたが、ご利益がかなりあるということで、全国から参拝されているようです。
本日は、頭之宮四方神社をご紹介いたしました。
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