役行者は、飛鳥時代に活躍した呪術者です。空を飛び、海の上を歩いたとも言われ、今でいう超能力を身につけていたと信じられている人です。
この役行者が生まれた場所と言い伝えられているところが、奈良県御所市茅原にある吉祥草寺(きっしょうそうじ)です。
御所の町並みは、JR和歌山線「御所駅」東側の、南北約600m、東西約1kmの地域に広がっています。普段は静かな所ですが、11月の第2日曜日に開かれる霜月祭(そうげつさい)が行われ、県外からも人が訪れるなど、かなりの賑わいを見せるイベントとなっています。その場に行かないとわからないのですが、深い知的な趣きや文化が感じられる素晴らしい場所です。
この町並みの東の端に、吉祥草寺はあります(JR「玉手駅」が最寄りの駅)。
毎年1月14日には「茅原のトンド(左義長)」が行われ、この大トンドを見るために多くの観光客が訪れます。奈良県指定無形文化財にもなっています。ただ、残念なことに今年(2021年)は開催されないとのこと。
来年以降、開催されることがあれば、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
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