五年ほど前、関西花のお寺二十五か所の満願まであと三つ(第5番札所、第6番札所、第7番札所)となりましたが、その後コロナ禍となり、この三つのお寺へななかなかとお参りすることが叶いませんでした。が今年9月になり、ようやくお参りすることができました。
本日は兵庫県養父市にある高照寺(第5番札所)をご紹介します。
同寺の記録によりますと、720年(養老4年)行基により開基されたと伝えられています。その後、空海の十大弟子の一人である泰範(たいはん)が住職を務め、空海の許可を得て寺号を栂尾山神護寺(とがのおさんじんごじ)としました。その後、蓮花寺と名前が変わり禅宗の寺となりましたが、江戸時代に入り現在の高照寺と改められました。現在は真言宗高野山派の末寺となっています。
先ほども記しましたが、このお寺は関西花の寺二十五霊場の一つであり、春はモクレン、秋はハギが素晴らしいお寺として知られています。
本堂には、病気平癒でご利益のある「なで弘法」が祀られているのですが、訪れた際、檀家さんのための法要のため、堂内に入ることができませんでした。
御朱印を書いていただいているうちに、お茶とお菓子のもてなしがありました。たいへん、有難い心遣いでした。
大きなお寺ではありませんが、こじんまりとしていて美しく、何よりもお寺の方の温かさが心に残ったお寺でした。
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