斎藤道三や織田信長の居城としてよく知られる岐阜城(稲葉山城)は、金華山の頂上にあります。
歩いて登る道も整備されていますが、斜面が急なためほとんどの人はロープウェイで登ります。
この金華山の麓に、岐阜県一のパワースポットと呼ばれる伊奈波神社があります。
主祭神は、五十瓊敷入彦命(いにしきいりひこのみこと)。 第十一代垂仁天皇の長男です。第十二代景行天皇は弟で、倭姫命(やまとひめ)は妹にあたります。
配祭神は、五十瓊敷入彦命の母君である日葉酢媛命(ひばすひめのみこと)、妻の渟熨斗媛命(ぬのしひめのみこと)、彦多都彦命(ひこたつひこのみこと)、物部十千根命(もののべのとおちねのみこと)の四柱です。
記紀(『古事記』『日本書紀』)によりますと、垂仁天皇から弓矢を賜られた五十瓊敷入彦は、天皇の命により河内、大和、摂津、美濃などを開拓しました。川や池を整備することで農業が可能となり、これら諸国は豊かになっていきました。
また、剣を1000口作られた後、これらを石上神宮(奈良県天理市)に納められました。また、石上神宮の神宝を司り、その管理を物部十千根命に任せたと、されています。
また、伊奈波神社における古い言い伝えによりますと、 五十瓊敷入彦命 は奥州からこの地に「金石」と呼ばれる神石を持ち込みました。この「金石」が一夜にして山となり、今の「稲葉山」となったようです。
やはり、パワースポットゆえか、多くの方が参拝に来られます。
結婚や出産をご報告される方も少なくありません(下の写真には写っていませんが、右の方に安産のお礼参りに来られた家族がいらっしゃいました)。
参道入り口、左には岐阜・善光寺もあり、このお寺にも多くの方がお参りにこられていました。
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